日本工営、生成AI技術を応用した「自律型AI」を開発、複雑なタスクを自動化

■自律的文書生成・読解で人手を最小化

 ID&Eホールディングス<9161>(東証プライム)傘下の日本工営は、生成AI技術を応用した「自律型AI」を開発し、社会実装を本格的に進めている。従来のチャット型アプリケーションでは、特化型AIが単一のタスクを処理するにとどまっていたが、自律型AIはAI同士が連携し、複雑な業務を人間の関与を最小限に抑えて遂行できる点に特徴がある。特に文書の作成からレビュー、修正に至る一連の工程をAIが分担し連携することで、業務の質と効率を高めている。

日本工営が開発した自律型AIは、3つの主要タスクに対応している。第一に、文書作成AIとレビューAIが協調し、成果報告書などの品質を高める「自律的な文書のブラッシュアップ」。第二に、手順に基づいた資料調査と読解を行う「既定手順に沿った文章読解」。第三に、曖昧な指示に対応して各種AIが連携する「曖昧な作業指示への対応」である。これにより、より高精度かつ柔軟な文書生成が可能となっている。

 同社ではこれらの機能を応用し、市場調査やソーシャルリスニングを目的としたプロトタイプ開発も進行中である。自律型AIの導入は、デジタル・トランスフォーメーションの推進とともに、業務効率の革新と新たな価値の創出に寄与する取り組みと位置付けられている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る