デジタルガレージ、インドの有力決済事業者「Phi Commerce」と資本業務連携

■戦略的資本業務提携により、国内決済基盤事業の拡充を図る

 デジタルガレージ<4819>(東証プライム)は5月9日、インドの有力決済事業者Phi Commerceへの出資参画と、グループ会社DGフィナンシャルテクノロジー(DGFT)との業務提携契約を締結したと発表。Phi Commerceは、インド準備銀行からライセンスを受けた信頼性の高い企業であり、RuPayカードなど国内決済ブランドへのソリューション提供を通じて実績を積み重ねてきた。今回の連携により、DGFTは同社の決済ソリューションについて日本国内での独占販売権を取得する。

 この提携を機に、DGFTはプロセシング・プラットフォーム事業を日本市場で本格展開する見通しだ。対象はあらゆる業種の企業であり、容易かつ効率的に決済事業へ参入できる環境整備が進む。さらに、インド・プネーに拠点を持つ両社が技術開発面でも連携を深めることで、革新的なソリューション提供が期待されている。

 同提携は、デジタルガレージが推進するグループ戦略「DG FinTech Shift」の一環であり、Global Investment Incubation(GII)とPlatform Solution(PS)両セグメントのシナジーを生かした成果でもある。今後は、決済・データ・テクノロジーの融合を図りつつ、国内外のスタートアップとの連携を拡充し、持続可能な社会の構築とフィンテック市場の発展に貢献する構えだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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