ファンペップ、花粉症アレルギーワクチン「FPP004X」の物質特許が日本で成立

■政府も注目する国民病対策、花粉症人口

 ファンペップ<4881>(東証グロース)は5月19日、花粉症対策アレルギーワクチン「FPP004X」の物質特許が日本で成立したことを発表した。この抗体誘導ペプチドは、IgEに対する抗体産生を誘導し、花粉症の持続的効果が期待される画期的な治療法である。

 日本国内の花粉症有病率は2019年に42.5%と高く、10年前から10%以上上昇している。関連医薬品市場は約1700億円規模であり、政府も花粉症を社会問題として対策に取り組んでいる。

 同社は花粉飛散前に投与することでシーズンを通して症状緩和できる新たな治療選択肢の提供を目指している。2024年3月には塩野義製薬と全世界での独占的研究開発・商業化権に関するオプション契約を締結済みである。特許成立は2025年12月期業績への影響はないが、開発プロジェクトの強力なサポートとなる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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