アイズ、生成AIを活用した法令チェックツールの特許を出願、AIによる審査効率化

■14万人の会員投稿をAIが自動チェック、専門チームとのダブル審査で精度向上

 アイズ<5242>(東証グロース)は5月29日、生成AIを活用した法令チェックツールの特許を出願したと発表。同社が運営するクチコミマーケティングプラットフォーム「トラミー」では、約14万人の会員がクライアント企業の商品レビューをSNSに投稿している。薬機法や景品表示法の遵守を目的に、従来は顧問弁護士監修のツールと専門チームによるダブルチェック体制を採用していたが、2023年10月のステルスマーケティング規制強化を受け、AI技術の導入に至った。

 新ツールは会員が入力したテキストや写真の違反表現をAIが自動検出し、修正案を提示する機能を備える。修正後は専門チームが最終確認を行い、審査済みコンテンツのみをSNSに公開する仕組みだ。AIチェックにより誤字脱字や複雑な文章表現の判定精度が向上し、会員はタップ操作で簡単に修正反映が可能となる。

 この技術により、審査業務の効率化と属人化解消が期待される。一方、同社は引き続き弁護士監修の体制を維持し、AIと人間のダブルチェックで法令遵守の徹底を図る方針だ。クチコミマーケティング市場の拡大に伴い、コンテンツ審査の自動化需要は今後さらに高まると見込まれる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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