イトーキ、新オフィスファニチャーブランド「NII(ニー)」誕生、デザイナー4組が生み出す

■創意と協働が響き合う、世界基準のオフィスファニチャー

 イトーキ<7972>(東証プライム)は、新たなオフィスファニチャーブランド「NII(ニー)」を2025年6月3日に国内でローンチしたと発表。ブランドのコンセプトは「創意創発するデザイン(Ingenious design)」であり、オフィス空間を魅力的で活気ある舞台へと進化させることを目指す。第一弾となるコレクションには、世界的に活躍する4組のデザイナーが参加し、品質・快適性・クラフトマンシップを追求した製品を展開する。これらは人と人のつながりを自然に生み出し、創造性や協働を促進する仕掛けを持つ。オフィスを単なる仕事場ではなく、働く人が躍動する舞台へと変えるブランドとして、「NII」はグローバルな発信を視野に入れている。

 各製品は独自の視点から設計されており、「BITMAP」はピクセルを模したモデュール型ソファで、自由な組み合わせにより多方向のコミュニケーションを可能にする。「CONNEXA」は、ガラス天板と有機的フレームで構成された拡張可能なテーブルで、人間の骨格や自然を想起させる構造が特徴である。「PIGNA」は視線と光を絶妙に調整するパネルを用いたディバイダー兼ソファで、空間の自由な設計を可能にする。いずれも、形式に縛られない柔軟な空間構築を実現し、自然な会話や発想を引き出す。

 さらに「PARLAMENTO」は、異なる高さのユニットを組み合わせて、空間内のどの場所でもフラットに情報共有ができる家具システムである。1970年代のデザインに着想を得ながらも、現代の働き方に適した快適さと柔軟性を兼ね備えている。これらの製品群は、それぞれのデザイナーが持つ文化的背景と美意識を融合させたものであり、単なる機能性にとどまらない芸術性と詩的な表現を併せ持つ。NIIは、未来のオフィス像を問い直し、働く場の再定義を通じて、グローバル市場における新たな価値創出を目指している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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