エー・ピーホールディングス、6月度売上高が大幅伸長、新規開業店とテレビ効果が貢献
- 2025/7/11 07:30
- IR企業情報

■塚田農場プラスがロケ弁大賞金賞受賞
エー・ピーホールディングス<3175>(東証スタンダード)は7月10日、2025年6月度の月次業績を発表した。全店ベースでの売上高は前年同月比15.0%増となり、新規開業店「すき焼・しゃぶしゃぶつかだKITTE大阪」などの集客が好調で業績を押し上げた。既存店もテレビ露出の効果が続き、売上高は1.9%増、客数は4.6%増と前年を上回る水準を維持した。客単価は3.6%減とやや下回ったが、全体としては堅調な推移を見せた。
6月度の出退店はなく、変動はリアルテイストの株式譲渡に伴う「串亭」ブランド10店舗の除外によるものだった。これにより国内の総店舗数は124店舗となったが、営業成績への影響は軽微と見られる。今後も一次産業との連携を深めつつ、変化する消費環境に対応し、ブランド強化を進める方針である。
一方、関連事業では「塚田農場プラス」の「チキン南蛮弁当」がロケ弁大賞で2年連続金賞を受賞した。素材と調理にこだわった中食事業が評価され、業界内での存在感を高めている。また、「つかだ食堂」では夏限定メニューとして和風カレー風味のとん汁やゴーヤのフリットなどを展開し、季節需要への対応も図っている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)