レナサイエンス、AI透析支援機器、専門医に匹敵する性能を確認

■非専門医の判断支援へ、透析医療の質向上に貢献

 レナサイエンス<4889>(東証グロース)は7月14日、人工知能(AI)を活用したプログラム医療機器について、薬事承認に向けた臨床性能試験の速報結果を発表した。同機器は東北大学、日本電気、NECソリューションイノベータ、ニプロとの共同開発により、透析専門医の知見をAIに学習させ、非専門医でも適切な除水量を設定できる支援を目的とする。臨床性能試験は東北大学病院や聖路加国際病院など全国8施設で実施された。

 試験では、専門医が設定した除水量とAIの予測値との差異が評価され、正解率は平均90.31%を記録した。これは、主要評価項目である目標正解率80%を大きく上回るもので、AIの予測性能が専門医と同等であることが証明された。平均絶対誤差率(MAPE)は5.14%、平均絶対誤差(MAE)は117.9mLに収まり、いずれも設定基準内であった。地域差も見られず、全施設で高い精度が確認された。

 同プログラム医療機器は約3,000症例の学習を基に、非専門医による透析治療の質向上に貢献することが期待される。透析中の有害事象抑制や患者のQOL向上も視野に入れており、実用化に向けた準備がニプロとの間で進行中である。なお、現時点では2026年3月期業績への影響はないとされるが、今後の動向に注目が集まる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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