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東急電鉄、大井町線で2032年度からワンマン運転を開始、TASCやAI監視で安全運行を強化
- 2025/7/17 19:06
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■デジタル技術で大井町線の安全・効率化を推進
東急<9005>(東証プライム)グループの東急電鉄は7月17日、大井町線において2032年度からワンマン運転を実施すると発表した。少子高齢化による労働力不足や社会環境の変化を見据えた取り組みであり、運行体制の高度化を通じて鉄道事業の持続的な成長を図る。対象は大井町線の全列車で、田園都市線に直通する列車も含まれる。
同社はワンマン運転に向けて、定位置停止支援装置(TASC)、AIによる乗降監視システム、無線式列車制御システム(CBTC)などの導入を予定している。これにより列車運行の安全性と安定性を向上させる。特にCBTCは列車間隔の最適化により遅延回復効果が見込まれ、安定した運行に寄与するとされる。
加えて、既存の安全対策として、ホームドアや乗降確認モニター、防犯カメラ、踏切障害物検知装置なども整備されており、ワンマン運転でも安心して利用できる環境が整えられる。中期事業戦略に基づき、同社は今後も輸送の安全性と効率性の両立を目指し、公共交通機関としての使命を果たしていく方針だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)