古野電気、魚群探知機の新型モデルを発売、高精度魚体長計測を実現

■まき網漁の資源把握と操業効率化を後押し

 古野電気<6814>(東証プライム)は8月6日、漁船向けの高性能グラフ魚群探知機「FCV―2100―MARK―2」を発売したと発表。中周波スプリットビーム方式と独自の「TruEcho CHIRP」技術を融合し、魚体長の計測精度と映像表現力を高めた。特に中表層域における魚群の詳細把握に強みを持ち、まき網漁における操業効率や資源管理に寄与するとしている。

 新機種は、100kHzのスプリットビームと高解像度のCHIRP技術により、任意の3範囲で魚体長をリアルタイムに比較表示可能。ヒストグラム表示による魚種判別にも対応し、漁獲対象の判断精度が向上する。また、直感的な操作を可能にするトラックボールとインスタントアクセスバーを搭載し、収録・再生や過去映像の確認など操業支援機能を強化した。

 さらに、外部機器との連携により、最大3周波の同時表示や波による揺れの補正など拡張機能にも対応。古野電気は魚群探知機の実用化で世界初の実績を持ち、現在では90か国以上で製品を展開するグローバルな舶用電子機器メーカーとして確固たる地位を築いている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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