
■第1四半期は大幅減益だったが受注好調で量産が徐々に始まり売上に繋がる段階
ソシオネクスト<6526>(東証プライム)は8月13日、続伸基調となり、5%高の3171.0円(145.0円高)まで上げて2日連続年初来の高値を更新している。半導体の設計開発を行い、先に発表した第1四半期(2025年4~6月)決算で「(獲得した商談の)開発は順調に進捗」「量産が徐々に始まり製品売上に繋がりつつ」あるなどとし、期待が強まっている上、米国12日のNY株式市場でNASDAQ総合指数が最高値に進み、日系の半導体株も値上がりしたため、ソシオネクストにも買い安心感が強まっている。半導体関連株は軒並み高い。
第1四半期(2025年4~6月)連結決算は営業利益が前年同期比86.0%減となり、通期予想も前期比44.0%減を据え置いた。ただ、決算発表を受けて受注が想定を上回るペースで増加しているとの見方があり、このところの株価上昇基調は来期以降の展開に期待が強まっているためとの見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)