メディカルネット、新中期計画で売上120億円・営業利益15億円目標

■2028~2029年の数値目標を設定、前回計画から達成時期を1年後ろ倒し

 メディカルネット<3645>(東証グロース)は8月28日、新たな中期経営計画を策定したと発表。2028年5月期から2029年5月期にかけて売上高120億円、営業利益15億円の達成を目標に掲げ、前回計画より達成時期を1年後ろ倒しとした。直近の2025年5月期は売上高60億7700万円にとどまり、クラウドインテグレーション事業や歯科商社事業は堅調であったものの、未病・予防プラットフォーム事業の収益化の遅れが響いた。これに伴い関連子会社のミルテルを除外し、戦略修正を迫られた。

 新計画では、セグメント別に医療機関経営支援事業の売上を90億円規模へと拡大させ、メディア・プラットフォーム事業も22億円を目指すなど、全体で197%の成長を見込む。クラウドインテグレーション事業はタイ市場を中心に成長を加速し、医療BtoB事業も会員基盤を生かして2.5倍規模に拡大する方針だ。同社は「口腔まわりから始まる健康寿命増進プラットフォームビジネスNo.1」を掲げ、国内外でのプレゼンス強化を図る。

 成長戦略としては、既存の歯科医療プラットフォームを基盤に、受発注プラットフォームの構築や予防医療メディアへの展開を進める。さらに、タイ子会社の上場を目指し、歯科医院経営・商社・ITの3領域を融合した事業モデルを推進する。また、日本最古の歯科器械メーカーであるヨシダとの資本業務提携や、岡山大学との共同研究による口臭センサー開発など、外部連携も強化。今後もM&Aを積極活用し、国内外の市場で成長基盤を固める方針である。

 同日、上場維持基準への適合に向けた計画も発表。5月31日時点で時価総額が基準の40億円に満たず改善期間に入った。同社はM&Aや海外展開、ヨシダとの協業などで企業価値の向上を図り、2026年5月末までに基準充足を目指すとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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