abc、上場株式売却で特別利益2700万円を計上へ、2026年8月期1Qに反映

■株式売却益で財務基盤強化、業績への影響を注視

 abc<8783>(旧GFA)(東証スタンダード)は9月12日10時、保有する上場有価証券の一部を相対取引で売却し、特別利益が発生したと発表した。売却益は2026年8月期第1四半期に特別利益として計上する予定であり、金額は2700万円にのぼる。金融サービス事業を展開する同社は、資金調達支援を軸に、投資家やファンドを紹介するほか、自己資金を活用した資金提供の提案も行っている。

今回の売却は、同社が投資目的で保有していた上場企業株式の一部を処分したことによる。金融サービス事業の一環として、資金調達を目指す企業のニーズを踏まえ、柔軟な投資戦略を進めてきた中での判断である。取引により発生した利益は、業績の安定性や資金効率の向上につながるものとみられる。

同社は売却益について、2026年8月期第1四半期に特別利益として計上すると説明している。今後、同件を踏まえた業績予想の修正が必要となる場合には速やかに公表する方針であり、透明性の確保を重視する姿勢を示した。市場関係者の間では、財務基盤の強化に資する一手として注目されている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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