ユニチカ、不織布事業を瑞光へ22億円で譲渡、岐阜・垂井事業所を移管

■2026年3月期に特別利益8億円見込む

 ユニチカ<3103>(東証プライム)は9月12日、同社が展開するスパンレース不織布事業を瑞光<6279>(東証プライム)に譲渡することを取締役会で決議し、事業譲渡契約を締結したと発表した。対象事業は岐阜県垂井事業所を拠点とする不織布事業部で、インバウンド需要の変動や他素材との競合激化により収益環境が悪化していた。瑞光は衛生用品製造機械を主力とする企業で、主要顧客に対する事業領域拡大を進める戦略の一環として本事業を評価し、雇用承継も含め譲受ける方針が固まった。

 譲渡部門はスパンレース不織布事業で、2025年3月期の売上高は40億円、譲渡資産は14億円、負債はない。譲渡価額は22億円で決済方法は現金とされている。譲渡先の瑞光は大阪府茨木市に本社を置き、1963年設立、資本金18億8851万円、代表取締役社長CEOは梅林豊志氏である。契約は9月12日に締結され、事業譲渡期日は12月26日を予定している。ユニチカと瑞光の間に資本・人的・取引関係はなく、関連当事者にも該当しない。

 ユニチカは同件譲渡に伴い、2026年3月期において連結・個別決算それぞれで8億円の特別利益を計上する見込みである。ただし、業績への最終的な影響は変動の可能性があると説明している。また、通期の連結業績予想については5月14日に公表した内容から変更はないとしつつ、地域経済活性化支援機構による再生支援手続きに関連して債権放棄額の減額可能性があるため、現時点で合理的な予想は困難とし、今後重要な影響が明らかになれば速やかに開示するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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