千葉興業銀行、生成AIで面談記録作成の試行開始、AI活用で業務効率化へ

■10月中旬から4支店で実施、正確な記録作成でサービス品質を向上

 千葉興業銀行<8337>(東証プライム)は9月24日、セイコーソリューションズと協働し、生成AIを活用した面談記録作成業務の試行を10月中旬から開始すると発表した。試行には、金融機関向け生成AI「Harmony Echo」を用い、松戸支店、馬橋支店、津田沼支店、西葛西支店で導入する予定である。目的はサービス品質の向上と業務効率化であり、録音を通じて正確な記録を生成する。録音は事前に顧客へ説明し、同意を得たうえで行う。

 同取り組みにより、顧客側では担当者変更があってもサービス水準が維持され、要望や依頼事項の齟齬が減少する効果が期待される。さらに、より正確なニーズ把握を通じて的確な提案が可能となると見込まれている。一方、同行にとっては面談記録の品質向上による提案力強化や、作成時間の削減といった効率化効果が得られる。

 千葉興業銀行は生成AIの活用を今後も拡大する方針を示しており、今回の試行はその第一歩と位置付けられる。セイコーソリューションズの技術を取り入れることで、金融業務のデジタル変革を推進し、顧客体験と業務効率の両面で改善を目指す取り組みとなる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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