ポート、HRteamを66%取得し子会社化、成果報酬型人材紹介市場で首位を狙う
- 2025/10/28 07:08
- IR企業情報

■新卒採用支援市場の拡大に対応、成果報酬型モデルでの競争力強化へ
ポート<7047>(東証グロース)は10月27日、若年層向け人材紹介事業を展開するHRteamの株式を追加取得し、連結子会社化すると発表した。今回の取得により保有比率は66.0%となり、取得総額は約27億6500万円。11月4日に株式譲渡を実行し、2026年3月期第3四半期から連結対象とする予定である。
近年の新卒採用支援市場は2025年度に1532億円規模(前年比104.5%)に拡大し、特に人材紹介など成果報酬型市場の成長率は約11%と高い。ポートは「就活会議」「キャリアパーク!」など国内最大級の新卒支援メディアを運営し、約63万人の会員基盤と成約支援力を有する。一方、HRteamは新卒・第二新卒紹介で成長を続け、両社とも市場シェアは約1割を占める。両社の統合により、成約件数最大化、単価交渉力の強化、顧客基盤拡大、テクノロジーによる生産性向上などのシナジー創出を見込む。
ポートは2023年3月にHRteamと資本業務提携を締結し、翌年12月に持分法適用関連会社としていた。段階的な取得を経て子会社化に至ったもので、取得時の評価差益として約2億9900万円を「その他の収益」に計上する見込み。独立性を保ちながら両社が競い合う形で成果報酬型人材紹介市場の圧倒的No.1を目指すとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)






















