SRAホールディングス、年間配当190円に増額修正、業績順調で配当性向49%に

■期末配当を予想比10円増額し100円へ、前期比で10円増配の190円に決定

 SRAホールディングス<3817>(東証プライム)は11月12日、2026年3月期の期末配当予想を従来の90円から100円に引き上げ、年間配当を前期比10円増の190円に修正すると発表した。第2四半期累計で売上・利益が計画を上回るペースで推移しており、通期業績の達成見通しが高まったことを背景とする。これにより配当性向は46.4%から49.0%に上昇する見込みで、株主還元の強化姿勢を示した。正式決定は2026年5月開催予定の取締役会で行う。

 同社が公表した2025年10月の月次売上速報によると、主要子会社の売上高は総じて前年を上回った。中核子会社SRAは単月売上1805百万円で前年同月比3.6%増、AITは同18.7%増の1201百万円と大幅増収を記録した。海外子会社も22.1%増と堅調で、累計ベースでは全体で順調な伸びを維持している。

 同社グループの2026年3月期売上計画は535億円であり、各子会社の進捗はこの計画に沿って推移している。AITの成長や海外事業の拡大が全体業績を押し上げる要因となっており、通期ベースでの増収増益達成に向け確実性が高まっている。SRAホールディングスは引き続き持続的な利益成長と安定的な配当を目指し、株主価値の向上に取り組む方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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