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三井不動産とKDDIスマートドローン、日本初の高層ビル屋上AIドローン遠隔飛行を実証
- 2025/11/14 11:35
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■Skydio DockとStarlink活用、通信断でも安定伝送を確認
三井不動産<8801>(東証プライム)は11月14日、日本橋三井タワー屋上において、KDDIスマートドローンと共同でAIドローンの遠隔飛行実証実験を実施したと発表した。首都直下型地震など大規模災害を想定し、避難訓練と連動してドローンポートを設置し、自動離着陸や自動撮影を行うことで、上空から迅速に被災状況を把握できるかを検証した。高層ビル屋上を活用したAIドローンの遠隔飛行実証は日本初であり、都市部における防災技術の高度化に向けた先端的な取り組みとなった。
本実証では、自動充電ポート付き「Skydio Dock for X10」と衛星通信「Starlink Business」を屋上に設置した上で、日本橋周辺エリアの建物・道路・人流を広範囲に撮影し、地上通信網が途絶した状況でも安定的に映像伝送が可能であることを確認した。上空からの俯瞰映像は、災害直後の状況把握、救助活動や避難誘導の判断に資するもので、平時のインフラ点検や巡視業務にも応用可能とされる。加えて、AI飛行支援による障害物回避や空間認識を活用し、ビル屋上限定の垂直飛行ながら安全性を確保した運用が検証された。
両社は今回得られた知見をもとに、ドローンポートの常設化と都市部での運用拡大を視野に入れ、都内各地での防災力向上を目指す方針である。三井不動産が掲げる「日本橋再生計画 第3ステージ」において重要テーマとする「モビリティ」の実装とも連動し、災害対応のみならず、日本橋エリアの都市機能強化や魅力向上にも貢献するとしている。一方、KDDIスマートドローンは全国1,000カ所へのドローンポート設置構想を進めており、日常と非常時の双方で迅速なドローン運用を可能にする社会基盤形成を推進する。両社は引き続き協業を深め、先端技術を活用したレジリエンス強化に取り組む考えである。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)























