ラクオリア創薬、TRPV4拮抗薬で米国特許査定、知財基盤を強化

■眼疾患研究の産学連携成果、知的財産ポートフォリオを拡充

 ラクオリア創薬<4579>(東証グロース)は1月23日、同社が創出したTRPV4拮抗薬(ピリミジン-4(3H)-オン誘導体)について、米国で特許査定を受けたと発表した。出願番号17/921,203の物質特許が対象で、中国、日本、欧州に続き、米国でも知的財産権が認められた形となる。適時開示には該当しないものの、有用な情報として任意開示した。

 今回特許査定を受けた化合物群は、TRPV4イオンチャネル受容体に特異的に作用する新規拮抗薬である。疼痛・炎症や眼疾患に関する複数の動物モデルで高い有効性が確認されている。ラクオリア創薬は2016年から岐阜薬科大学と眼疾患分野で産学共同研究を進め、2021年4月には同大学内に共同研究講座を設置した。共同研究の成果は、網膜疾患における新たな治療選択肢の可能性を示す論文として公表され、学会でも紹介されてきた。

 同社は、今回の特許査定をイオンチャネル創薬における強みを示す成果と位置付ける。2026年12月期の業績への影響はないとしているが、特許取得を通じた知的財産ポートフォリオの強化により、今後の研究開発や事業展開を通じて中長期的な企業価値向上に寄与するとの考えを示した。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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