JAXA、小型月着陸実証機(SLIM)の月面着陸を2024年1月20日に決定

 JAXAは、2023年9月7日に種子島宇宙センターからH3ロケットで打ち上げた小型月着陸実証機(SLIM)について、月面着陸の日程を公表した。当初は2024年1〜2月の着陸予定としていたが、運用が順調に進んでいることから、2024年1月20日に着陸を試みることになった。

 SLIMは、月のような重力天体においては他に類を見ない高精度着陸を目標としている。着陸地点の精度は100m以内という驚異的な数値であり、これまでの月探査機では数km程度の誤差があった。SLIMは、着陸地点の選択や着陸時の姿勢制御などを自律的に行うことで、この高精度着陸を実現する。

 SLIMの着陸成功は、月面の科学的な調査や資源の利用などにおいて、大きな意義を持つ。また、現在検討が行われている国際宇宙探査計画においても、SLIMの技術や成果が活用される可能性が高い。JAXAは、SLIMの着陸に向けて、最終的な準備を進めている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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