ケンコーマヨネーズ、今3月期末配当を20円(前年同期実績比11円増)に大幅増配

■業績予想も大幅増額、経常利益は従来予想の2.2倍に、純利益は4.2倍に

 ケンコーマヨネーズ<2915>(東証プライム)は2月13日の夕方、2024年3月期・第3四半期の連結決算を発表し、今3月期の連結業績予想、配当予想の増額修正も発表した。

 今3月期の期末配当予想は1株20円の予定(従来予想比5円増)に増額修正した。前年同期実績からは11円の大幅増配。これにより、年間配当は1株あたり30円(前年同期比13円の増配)になる。

 第3四半期連結決算(2023年4~12月・累計)は、食用油や鶏卵価格が落ち着きを見せ始めてきている一方で、原材料価格やエネルギーコストは変わらず大きな負担となっている事業環境の中で、外食分野を中心に売上高の回復が進み、特にファストフード向け商品を中心に売上が増加した結果、売上高は前年同期比7.2%増加し、生産効率の向上策や価格改定により経常利益は5.2倍に急回復した。

 こうした推移を受け、3月通期の利益予想を大幅に増額修正し、経常利益は23年5月に開示した従来予想の2.2倍の28億円の見込みに引き上げ、親会社株主に帰属する当期純利益は同4.2倍の23億90百万円の見込みに引き上げた。売上高は同0.1%上回る874億90百万円の見込みに引き上げた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■7日間摂取試験でBCAAやタウリン増加、血液健全性を維持  吉野家ホールディングス<9861>(…
  2. ■日本味と匂学会で優秀発表賞を受賞、応用研究に期待  花王<4452>(東証プライム)は9月24日…
  3. ■GHG削減価値をデジタル証書化、荷主に割り当て  商船三井<9104>(東証プライム)は9月19…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る