フクビ化学工業・長瀬産業・キャプテックス、リサイクル樹脂とリユース電池を活用したスマートベンチを共同開発

■再生木材とリチウムイオン電池を活用したスマートベンチ

 フクビ化学工業<7871>(東証スタンダード)、長瀬産業<8012>(東証プライム)、およびキャプテックスの3社は4月23日、リサイクル樹脂とリユース電池を使用した環境配慮型のスマートベンチを共同開発し、2024年3月から実証実験を開始したと発表。この先進的な事例は、スマートシティとカーボンニュートラルの実現に向けた一歩となる。実証機は静岡県裾野市に設置され、利便性と安全性の実証を経て、2025年度に実用化される予定。

 フクビ化学工業はスマートベンチの設計と建材メーカーとしての強みを活かし、自治体を中心とした本製品の拡販を担当。一方、長瀬産業とキャプテックスはリユース電池の開発と蓄電関連の技術・開発・製造に強みを持ち、スマートベンチのシステム化を支えている。3社は都市での利便性と安全性向上を通じて、スマートシティとカーボンニュートラルの実現に向けて協力している。

 この実証機は、ベンチの座面と背もたれ部分に使用済みのプラスチック廃材をリサイクルした再生木材を使用している。また、使用済みの自動車から取り外したリチウムイオン電池をリユースした環境配慮型のスマートベンチは、公共の設備としての機能だけでなく、リサイクルとリユースのコンセプトによりカーボンニュートラルへの貢献も期待されている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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