【マーケットセンサー】上方修正&増配ラッシュ:投資家必見の12月期銘柄とは?

■師走相場で輝く「堅守速攻」銘柄

 12月決算期を迎える銘柄の動向が市場で注目を集めている。特に高配当利回りを武器に相場の変動に耐える「守り」の戦略を軸とした銘柄が多く、例年波乱含みとなる師走相場においても安定感を発揮する。今年は、業績上方修正や増配により投資妙味を増した銘柄が続出しており、こうした「守り」の姿勢が市場参加者に安心感を与えている。

■上方修正と増配のダブル効果

 上場企業の中には、この12月期で2度の業績上方修正を行い、さらに複数回の増配を発表した銘柄も登場している。年間配当額を大幅に引き上げることで、投資家にインカムゲインの魅力を提供しつつ、純利益の伸びでキャピタルゲインも狙える状況を生み出している。例えば、ある銘柄の配当利回りは4.59%に達し、株価の安定と成長性を同時に示唆する結果となった。

■低PER・高配当株に潜む可能性

 市場では、低PER・高配当株が再評価される動きが加速している。特に12月期決算銘柄は、配当権利付き最終売買日が近づくにつれ、さらなる注目を集める可能性が高い。こうした銘柄群の中から堅守速攻型の成功例を見つけることが、師走相場を制する鍵となるであろう。市場参加者は、インカムとキャピタルの双方を狙った戦略で、利益最大化を目指す動きを活発化させている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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