バーチャレクス・ホールディングス、コンタクトセンター無人化を支援する「使えるAIエージェント」サービス開始

■3ステップで実現するハイブリッド型自動化、PoCプログラムで効果検証

 バーチャレクス・ホールディングス<6193>(東証グロース)は2025年5月から、コンタクトセンター業務におけるチャットおよび音声対応の生成AIエージェント導入を支援する新サービスを開始したと発表。同サービスは、AIの品質や無人化の実現可能性について現場の疑問に応えるため、段階的な技術検証を通じて確かな答えを導き出す実践的なプログラムである。生成AIの進化により業務のDXが加速する中、セルフチャネル・AI・人の連携による「ハイブリッド型自動化」が求められている背景を踏まえ、無理のないAI導入を支援する。

 サービスは、FAQ・チャット検索などの「セルフチャネル強化」、AIエージェントによる「無人応対の実証」、人とAIの協働による「高度応対設計の実現」という3ステップで構成される。さらに、オペレーターの対応結果をAIに学習させる循環型仕組みを構築し、業務効率と応対品質の継続的向上を可能にする。約8週間のPoC(概念実証)プログラムでは、定型業務の無人化から生成AI+RAG技術を活用した高度応答の実証まで、段階的に効果を検証する。

 同サービスでは、Amazon ConnectやLex、Bedrockなどを活用し、チャット・音声の両チャネルに対応したAIエージェントを構築する。コンタクトセンター業務に精通した専門チームがPoCの設計から実行、レビューまで一貫して伴走し、現場の業務フローに最適化された支援を提供。ハルシネーション検知やログ分析を通じて、定量・定性の両面から導入判断に必要なデータを収集する。応対業務の効率化や将来の本格導入を見据えた企業に向け、実証プロジェクトも進行中だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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