日本電子、東京都昭島と山形県天童に新棟建設へ、総額340億円投資
- 2025/5/29 07:44
- IR企業情報

■昭島本社工場はハイエンド機器の研究開発拠点に、2027年稼働目指す
日本電子<6951>(東証プライム)は5月28日、昭島本社工場(東京都)と天童工場(山形県)に新棟を建設することを決議したと発表。これは新中期経営計画「Evolving Growth 2.0-A New Horizon-」の成長戦略の一環で、総投資額は約340億円に上る。昭島本社工場では2026年1月から、天童工場では2025年5月から工事を開始し、いずれも2027年の稼働開始を予定している。
昭島本社工場の新棟(延べ床面積27,451平方メートル)はハイエンド理科学計測機器の研究開発・生産機能を強化し、今後の成長の柱となる。一方、天童工場の新棟(11,086平方メートル)はスマートファクトリー化を通じた原価低減・工期短縮を図り、生産性向上を目指す。両工場とも省エネ技術を積極導入した環境配慮型として建設される。
新棟建設は2027年度の稼働開始を見込み、当期連結業績への影響は軽微としている。日本電子はこの投資により、理科学計測機器分野での競争力強化と持続的な成長基盤の構築を目指す方針だ。完成予想図も公開されており、具体的な外観イメージが示されている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)