クリーク・アンド・リバー社の第1四半期は映像、ゲームなどのクリエイティブ分野や医療分野のプロフェッショナル人材事業を中心に好調で営業利益12.7%増加

(決算速報)

■M&Aの高橋書店グループはのれん償却費用等を計上、業績寄与は第2四半期以降

 クリーク・アンド・リバー社<4763>(東証プライム)の2026年2月期・第1四半期連結決算(2025年3月~5月)は、売上高が前年同期比7.7%増加して138億39百万円となり、営業利益は同12.7%増加して14億21百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同6.2%増加して9億13百万円となった。

 同社グループは、全37社・18分野にわたり約41万人のプロフェッショナルネットワークを有し、クリエイターや医師、ITエンジニア、弁護士、会計士、建築士、ファッションデザイナー、シェフ、研究者などの専門的な能力を有するプロフェッショナルの人材サービスを行っている。この第1四半期は、クリエイティブ分野(日本)で映像、ゲーム、Web等の主力分野が堅調に推移し、医療分野も医師紹介の成約数が前年同期を上回って順調に推移した。

 25年3月に新たに6社を連結子会社化した。株式会社バンダイナムコエンターテインメントと共同で設立した合弁会社の株式会社URS Gamesはゲーム関連でのプロデュース事業を、株式会社T&Wオフィスを持株会社とする高橋書店グループ5社は手帳・日記、カレンダー等の企画、編集、出版等の事業を展開している。高橋書店グループについては、決算日の関係により連結業績への寄与は第2四半期以降となる。当第1四半期は、のれんの償却費用等が計上されている。

 今期・26年2月期の連結業績予想は、4月に開示した予想を据え置き、売上高600億円(前期比19.3%増)、営業利益50億円(同38.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益32億円(同42.1%増)を据え置いた。配当金(期末のみ実施中)は1株につき45円(前期比4円の増配)を予定する。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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