Synspective、Specteeと協業開始、衛星データとSNS情報を融合、災害対応の高度化へ

■広域観測のSAR衛星とピンポイントのSNS情報を統合、都市部の浸水把握を補完

 Synspective<290A>(東証グロース)は7月10日、SNS解析に強みを持つSpectee(東京都千代田区)と協業し、衛星データとリアルタイムSNS情報を組み合わせた災害対応支援の高度化を図ると発表した。両社はそれぞれが持つ浸水解析技術を融合し、迅速かつ精度の高い被害把握の実現を目指す。同協業により、広域を俯瞰するSAR衛星と、局所情報を抽出できるSNSデータの特性を補完的に活用し、都市部などでの詳細な災害状況の可視化を図る。

 気候変動により水害などの自然災害が頻発・激甚化する中、SAR衛星「StriX」を用いたSynspectiveの地表観測技術と、SNS投稿から災害情報を抽出するSpecteeのAI技術を掛け合わせることで、単一の情報源では把握しにくい被害の全容を捉える体制を強化する。特に都市部の住宅密集地などでは、衛星画像のみでは困難な浸水範囲の推定を、SNS上の画像・動画・テキスト情報で補完することにより、より実態に即した被害マップの作成が可能になる。

 Specteeは、AIリアルタイム防災サービス「Spectee Pro」を通じて全国の自治体や報道機関に広く採用されており、2024年7月時点で契約数は1100を超える。また、海外展開も本格化し、フィリピンでは100超のライセンスが導入された。Synspectiveは将来的に30機のSAR衛星網を構築予定で、地球規模の観測インフラ構築を目指している。両社の技術連携により、今後の防災・減災への貢献が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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