【株式市場】前場の日経平均は60円安、半導連株や自動車株が安く関税など気にするがTOPIXは小高い

◆日経平均は3万9602円58銭(60円82銭安)、TOPIXは2822.68ポイント(3.28ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は7億7377万株

 7月17日(木)前場の東京株式市場は、半導体関連株が全般軟調に推移し、世界的な半導体製造装置大手ASMLの決算発表を前日に通過して手掛かり難の様子となり、自動車株は全般続落模様で引き続きトランプ関税の影響が不透明な様子となった。セブン&アイHD<3382>(東証プライム)はクシュタール社(カナダ)が買収提案を撤回と伝えられ大きくした押した。一方、ソニーグループ<6758>(東証プライム)は9日ぶりに値上がりし、任天堂<7974>(東証プライム)もしっかり。ニトリ<9843>(東証プライム)は株式5分割が好感されて続伸。建設株や銀行株も小高い。日経平均は取引開始後に293円安(3万9370円)まで下押したが、あとはジリジリ持ち直して小幅安にとどまった。TOPIXは小高い。

 ブロードリーフ<3673>(東証プライム)が急伸し業績予想の増額など好感。unbanked<8746>(東証スタンダード)はストップ高となり高度フィンテック技術会社の子会社化 など材料視。データセクション<3905>(東証グロース)は買い気配のままストップ高となりプロジェクト受注が確定したため業績予想を開示し注目集中。WILLSMART<175A>(東証グロース)もストップ高となりNTTドコモとの連携を受けて急伸した相場が半値押し水準と移動平均の水準まで調整してきたため再び買い増勢。

 東証プライム市場の出来高概算は7億7377万株、売買代金は1兆9379億円。プライム上場1624銘柄のうち、値上がり銘柄数は902銘柄、値下がり銘柄数は646銘柄。

 東証33業種別指数は19業種が値上がりし、その他製品、情報通信、医薬品、サービス、金属製品、倉庫運輸、建設、銀行、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■歯周病の進行抑制に向け、老廃物除去と免疫調整の2軸で研究  ライオン<4912>(東証プライム)…
  2. ■バリア性能と印刷適性を両立、2030年までに10億円売上目指す  大日本印刷<7912>(東証プ…
  3. ■胃がん・大腸がん対策で「Train the Trainerプログラム」を展開  オリンパス<77…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  2. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…
  3. ■価格改定効果に加え9月以降の値上げで業績上乗せが期待される銘柄  今週の当コラムは、9月に価格改…
  4. ■9月1日に値上げラッシュの食品株は日銀バトルで小緩んでも株高持続性  まさに「パウエル・プット」…
  5. ■メガバンク株は業績修正や自己株取得が焦点、再編思惑も視野  銀行株やコメ関連株は盆休み明けの注目…
  6. ■日経平均史上最高値更新、夏枯れ懸念を払拭  前週末15日のマーケットは、お盆を象徴するかのように…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る