JR西日本、株主優待制度を拡充、オリジナルカレンダー進呈と優待券利用改善
- 2025/9/1 07:11
- IR企業情報

■2025年9月末基準から適用、3年以上保有の株主に限定
JR西日本(西日本旅客鉄道)<9021>(東証プライム)は8月29日、株主優待制度の拡充を発表した。新たに株主向けオリジナルカレンダーの進呈を開始するとともに、株主優待鉄道割引券の取り扱いについて一部変更を行う。これにより、株主への還元を強化すると同時に、利便性の向上を図る。
新設される株主向けオリジナルカレンダーは、同社グループの鉄道や施設を撮影した写真を掲載した卓上版である。対象は毎年9月30日時点で20単元(2,000株)以上を保有し、かつ1単元(100株)以上を継続して3年以上保有する株主となる。2025年9月末基準の株主から適用し、同年12月に初回分を送付する予定である。
一方、株主優待鉄道割引券については、インターネット予約サービス「e5489」で購入し、きっぷ受取前に払いもどす場合に限り、優待券を再利用できるよう取り扱いを変更する。実施は2025年10月1日からで、払いもどしには手数料がかかるものの、利便性が向上する。同変更は個人向け社債購入者やWesmo!加盟店特典として配付される割引券にも適用される。これらの施策により、株主の長期保有促進とサービス利用環境の改善を両立させる狙いがある。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)