NTN、欧州航空宇宙向けベアリング生産拡大、フランス・アルゴネ工場に投資

■2030年度まで段階的に新設備導入と建屋拡張を実施

 NTN<6472>(東証プライム)は9月8日、欧州航空宇宙市場の成長を見据え、連結子会社NTN Europeのフランス・アルゴネ工場において航空宇宙向けベアリングの生産能力を増強すると発表した。コロナ禍後の航空需要回復に加え、カーボンニュートラル対応による旧型機の更新や新興地域での需要拡大を背景に、2030年度まで段階的に新設備導入や建屋拡張を進め、旋削から組立まで一貫した生産体制を強化する方針である。

 アルゴネ工場はNTNグループの欧州における航空宇宙事業の中核拠点であり、ジェットエンジンやヘリコプター向けのほか、欧州の民間ロケット「Ariane6」など宇宙分野向け製品も供給している。今回の投資により、生産工程のデジタル化やロボット化を推進し、効率性と品質をさらに高めることで拡大する市場需要に対応する狙いだ。

 NTNは長年にわたり日欧で高精度ベアリングを提供し、航空機、ロケット、人工衛星など幅広い分野で信頼を獲得してきた。今後は次世代エンジンやドローン、eVTOL(空飛ぶクルマ)など新しいモビリティ分野にも対応し、持続可能な航空宇宙産業の発展に寄与するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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