綿半HDグループの綿半建材が地域に根ざした営業体制を強化

■長野支店を2025年10月に開設

 綿半ホールディングス<3199>(東証プライム)グループの綿半建材株式会社(長野県松本市)は、10月1日(水)より新たに長野支店(長野市)を開設する。

 同社は、木造住宅の柱や梁、床、壁材等の製造・販売を行う木材のプロフェッショナル集団として、長野県を中心に多数の工務店やハウスメーカーへ住宅資材を供給している。さらに、製材工程で生じる端材等を燃料用チップに加工し、発電所へ供給する木質バイオマスチップ事業も展開している。

 現在、同社の主な事業拠点は、松本市に本社機能およびプレカット工場と、塩尻市に製材・床製造工場を構えている。これまで、これら拠点から県内外への営業活動を展開してきたが、近年顧客ニーズの多様化が進む中で、顧客ごとの対応力強化のため、新たな拠点整備の必要性が高まっていた。

 今回開設する同支店は、東北信地域において、より地域に根ざした営業体制を構築し、迅速かつきめ細かなサービスを実現することを目的としている。従来は、松本本社から同エリアへの営業活動を行っていたが、移動時間の長さがネックとなり、迅速な対応が難しいケースもあった。

 同支店の開設により、長野県内の営業担当エリアを明確に区分することで、担当者の移動負担を軽減し、顧客との対話や提案活動により多くの時間を割くことが可能になる。営業の質と効率の両立を図るとともに、きめ細やかな対応を行うことで、強固な信頼関係の構築推進する。この2拠点体制により、長野県全域をカバーする営業対応が期待されている。

 さらに、同支店は営業拠点としての機能に加え、地域に根ざした情報発信や市場ニーズの収集、地域社会との関係構築といった役割も担う。こうした取組みを通じて、東北信エリアにおける既存顧客との関係強化に加えて、新たなビジネス機会の創出にもつなげていきたいとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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