ファンペップは製造コスト抑制できる抗体誘導ペプチドの米国特許に注目集まり一時ストップ高

■大阪大学と共同出願し米国で特許と発表

 ファンペップ<4881>(東マ)は4月21日の後場、急伸商状となり、13時過ぎに一時ストップ高の549円(80円高)まで上げて売買交錯となっている。午前11時30分、米国での特許成立について発表し、注目集中となった。

 11時30分に「抗体誘導ペプチド『FPP003』の物質特許成立(米国)のお知らせ」を発表した。発明の名称は「疾患の要因となる生体内タンパク質を標的とするコンジュゲートワクチン」。出願人は国立大学法人・大阪大学、株式会社ファンペップ。

 発表によると、抗体誘導ペプチドは化学合成で製造することが可能なため、バイオ製造施設で製造する抗体医薬品とは異なり、製造コストを抑制できる。さらに、投与後は患者様の体内で免疫細胞が一定期間持続的に抗体を産生するため、薬剤投与間隔も長いことが期待される。この特徴により、高額な抗体医薬品に対して医療費を抑制できる代替医薬品として患者などの負担軽減に貢献していくとした。(HC)

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