アイリッジは名古屋鉄道のMaaSアプリ「CentX」を開発支援、FANSHIP導入

■パーソナライズされた新しい体験やライフスタイルを提案

 アイリッジ<3917>(東マ)は、名古屋鉄道<9048>が3月26日に提供開始したエリア版MaaSアプリ「CentX」(セントエックス)を開発支援したと発表した。

 名古屋鉄道をはじめとする名鉄グループでは、グループ経営のミッションで「地域価値の向上に努め、永く社会に貢献する」ことを掲げており、利便性の高い情報の提供を通じて、公共交通の利用促進と沿線・地域の活性化を図るエリア版MaaSを推進している。また、人口減少やデジタル社会の進展、新型コロナウィルス感染症拡大の影響など取り巻く環境の変化に対応するためにも、エリア版MaaSの取り組みは重要であると考えている。「CentX」 はこれらの取り組みの一環で、地域での他の交通機関の検索範囲拡大・地点間検索の導入や、デジタルチケットの導入によるキャッシュレス・ペーパーレス・待ち時間短縮の実現などを目指して企画・設計された。

 「CentX」は、愛知県・岐阜県を中心に、地域の人々が活用できるエリア広域のデジタルプラットフォーム。旧アプリ「名鉄Touch」を大幅にリニューアルした。名鉄Touch の機能に加え、最適な移動手段を案内する「地点検索・マルチモーダルルー ト検索 」や、各種チケットの購入・決済を行える 「CentX webチケット」などの機能を提供。沿線・地域の交通、生活、観光サービスをシームレスかつストレスフリーに繋ぎ、地域の人々の「おでかけ」 に役立つ利便性の高い情報を提供している。

 アプリにはアイリッジのファン育成プラットフォーム「FANSHIP」が導入されており、プッシュ通知を活用した提案機能を通して、顧客一人ひとりの「おでかけ」にパーソナライズされた新しい体験やライフスタイルを提案していく。

 今後、名古屋鉄道では、機能面では「全国型MaaS」や「マイクロMaaS」との連携によるコンテンツの充実を図り、地域のさまざまなパートナーとの連携・協業を通して、「地域の活性化」に貢献していく予定である。また、アイリッジではアプリ成長支援サービスを通じて、「CentX」の新規ダウンロード増やアクティブユーザー増を支援していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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