ラバブルマーケティンググループ、「メタビズXR」サービス開始:XR技術によるメタバース空間でマーケティングの可能性を拡大

 ラバブルマーケティンググループ<9254>(東証グロース)は5月20日、最先端のXR技術(※1)を使ったメタバース空間を、課題や目的に応じて設計し、現実世界とデジタル要素を組み合わせた「メタビズXR」のサービス提供を開始したと発表。「メタビズXR」は、XRで独自の特許を持ち、数多くのXRイベントの制作と運営実績を持つ株式会社ABAL(本社:東京都目黒区)と同社が共同企画したサービス。

■最先端のXR技術を使った「メタビズXR」とは

 「メタビズXR」は、ABAL社のXR技術を活用し、メタバース(※2)とマーケティングを掛け合わせた新たなソリューションである。顧客の課題や目的に応じて、最先端のXR技術を使ったメタバース空間を構築し、認知から購入に至るまでのマーケティング戦略を設計することで、成果につながるためのコミュニケーション設計を行う。

 同サービスは、ユーザーの感覚体験を拡張し、より没入型でインタラクティブなユーザー体験に変え、これまで困難だった提案や体験を提供することが可能で、新たなマーケティング施策として活用できる。例えば、「都心や海外にイベント出展したいが予算がない」、「製品の特性上移動が困難」といった課題に対しても、目的に応じたメタバース空間を企画・構築しコミュニケーション設計することが可能である。

■「メタビズXR」サービス背景と市場環境について

 同社は、SNSマーケティング、DX支援を既存事業とし、新たなテクノロジーへの挑戦として、「XR、AI、Web3領域」の分野にも積極的に取り組んでいる。Web3の国内市場規模は、2021年の0.1兆円から2027年には約2.4兆円と、20倍を超える成長となることが推計されており、社会経済のデジタル化が急速に進む中、Web3が新たな産業の最前線として国内外で注目を集めている(※3)。

 2024年2月にタイで実施された大型イベントでは、ABAL社と協業出店し、MR(複合技術)を活用したバーチャルアーティストとの交流イベントを実施した。日本にいるVTuberとタイ現地のファンの方がリアルタイムに交流し、まるで同じ空間にいるかじみた臨場感にこだわり、通常では体験できない特別な交流を実現することができた。こうした動きを加速させるべく、パートナー企業と共創し「メタビズXR」をはじめとする新たなソリューションの早期創出に取り組んでいる。同社がこれまで培ってきたマーケティングのノウハウを掛け合わせ、当該市場における事業展開および企業成長に寄与することを期待している。

※1 XR技術(Extended Reality)は、仮想現実(VR)、拡張現実(AR)、混合現実(MR)を含む総称。
※2 メタバースは、仮想現実(VR)や拡張現実(AR)などの技術を使用して作られた、3Dの仮想世界を指す。
※3 出典:A.T.カーニー株式会社「Web3が与えるインパクト」

■「メタビズXR」の活用事例

 店舗や施設などのリアル空間を拡張したり、スマホを活用したメタバース空間を企画・構築する。

(4)(1)3Dで商品の魅力を伝える「XRポップアップストア」

 デジタル上では難しい、製品の大きさや中身を再現することで、立体的に製品の魅力を伝えることができる。またメタバース空間上で商談も可能で、離れている場所でも対面に近いコミュニケーションが可能である。

(2)狭いスペースを有効活用した「XRショールーム」

 狭いスペースを拡張することで数多くの製品を並べることが可能。また、同一商品のカラーバリエーションなどの選択メニューを体験することができる。

(3)大型の商品でもオンラインで表現できる「XRプレゼン」

 不動産などの建築物といった大型商品は、現地を再現することで遠隔でも商談が可能。また、観光や工場見学などの体験を通じて魅力を伝えるサービスにおいても遠隔で現地にいるような体験が可能。

(4)狭い場所や収容人数の限界を超える「XRイベント」

 狭い空間でも最大500平方メートルに拡張可能で、100人同時体験が可能。自社イベントなど、デジタルコンテンツと合わせてリアル以上の体験を作り出すことができる。
(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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