綿半HDグループの綿半トレーディングは新たな赤色食品のプリックリーペア製品を展開

■メキシコではウチワサボテンは果実・茎ともに食品として親しまれている

 綿半ホールディングス<3199>(東証プライム)グループの綿半トレーディング(東京都新宿区)は、新たな天然赤色食品として今注目されているプリックリーペア(ウチワサボテン果実)製品を展開している。

 近年、合成着色料の摂取が肥満や糖尿病などの疾病に繋がる危険性から、米食品医薬品局(FDA)が「一部の石油由来合成着色料の使用を段階的に禁止する」といった報道が伝えられている。この事は多くの米国企業だけでなく、米国へ輸出する食品を製造している日本国内の飲料・食品メーカーに大きく影響を与えており、消費者からも合成着色料の安全性について危惧する声が上がっている。この報道などにより合成着色料の代替としてスイカジュースやビーツジュースといった野菜や果実ジュースの天然由来の色味が注目されている。

 その中でも、綿半トレーディングが取り扱っているメキシコ産の「プリックリーペア」とも呼ばれるウチワサボテン果実は、レッドビートと同じ天然の赤紫色素『ベタレイン』を含んでおり、着色料を使用せずに写真の使用例のような綺麗な赤色やピンク色の色味を出すことができ、甘酸っぱいベリー系の味はレッドビートのような癖がないため、様々な食品に使うことが出来る。

【プリックリーペア製品の特徴】
●プリックリーペアピューレ(3倍濃縮品)
 この製品は、メキシコ産のプリックリーペ(ウチワサボテン果実)の果肉を3倍に濃縮したピューレ。鮮やかな色味を残しつつ飲料などに使用することが可能となった。北米、ヨーロッパ、アジアなどでは既に大手コーヒーチェーンや有名テーマパーク内のドリンク、冷菓などに使用されている。

●プリックリーペアパウダーHID-6036
 これは、プリックリーペアピューレを原料にし、VDD(バキュームドラムドライ)製法で粉末化した製品である。スプレードライ製法による粉末よりも従来のピューレの風味がより濃く反映されている。

●プリックリーペアクリアジュース
 これは、メキシコ産のプリックリーペアピューレ(3倍濃縮品)を還元し、酵素処理した製品である。従来のピューレに含まれていた食物繊維などのパルプ分が取り除かれることにより、鮮やかな色味を残しつつ飲料などに使用されている。

■サボテンの有用性
 サボテンといえば棘の長い緑の植物を想像する人が多いが、メキシコではウチワサボテンは果実・茎ともに食品として古くから親しまれている。

 さらに綿半トレーディングは中部大学(愛知県春日井市)とコンソーシアムを結成し、食用サボテンの農業シーズとしての価値を科学的に評価し、社会実装に向けた基盤構築と社会的認知の向上を目指している。国内でもサボテンに対する期待値が高まっており、果実だけでなく緑色の茎製品の販売も行っている。
(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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