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日立レール、台北・汐東線–基隆線MRTプロジェクトで信号・監視システム受注
- 2025/7/3 17:04
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■新北市と基隆市を結ぶ新路線で通勤利便性向上
日立製作所<6501>(東証プライム)は7月2日、同社の鉄道システム事業を担う日立レールが、台湾・新北市政府捷運工程局が推進する汐東線-基隆線MRTプロジェクトにおいて、鉄道信号システム「SelTrac CBTC」および監視制御システム「ALVEA」の契約を、主契約者であるマレーシア・ガムダ社から受注したと発表した。今回の契約は、都市人口の増加に対応する大規模なインフラ整備の一環であり、都市交通の効率化と環境負荷の軽減を目指す台湾の取り組みに貢献するものである。
同プロジェクトは、約22kmにわたり16駅を整備し、14編成の車両と1つの車両基地を含む。新北市汐止駅から台北市東湖駅、さらに南港駅から基隆市八堵駅までを結ぶ地下鉄路線により、都市圏の交通網を強化し、自家用車依存の軽減や通勤利便性の向上が期待される。導入されるSelTrac CBTCは無線通信により列車とインフラをつなぎ、運行の効率性と安全性を高める都市型信号システムである。
また、SCADAソリューション「ALVEA™」は、クラウドベースで設備の状態監視やデータ分析を可能にし、予知保全や保守の効率化に寄与する。本契約は、台北の他の鉄道プロジェクトにおける協業実績を背景に成立したもので、日立レールは今後も都市交通の発展に貢献する姿勢を強調している。今回の受注は、同社が掲げる持続可能なモビリティの実現に向けた国際的な取り組みの一環となる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)