クオンタムソリューションズ、子会社がビットコインを追加取得、総取引額3.3億円に達する

■暗号資産事業を拡大、香港子会社が計60万ドル分のビットコイン買い増し

 クオンタムソリューションズ<2338>(東証スタンダード)は8月27日、連結子会社である香港法人GPT Pals Studio Limitedが暗号資産投資事業においてビットコイン(BTC)を追加取得したと発表した。同社は2025年7月23日付の開示資料で、子会社による暗号資産投資事業の開始をすでに明らかにしていた。今回の追加取得は、8月22日、8月25日、8月26日の3回に分けて実施され、各回20万米ドル、合計60万米ドル分のビットコインを取得した。取得枚数はそれぞれ1.759枚(平均取得単価113,723米ドル)、1.773枚(同112,778米ドル)、1.807枚(同110,682米ドル)となっている。

 同連結子会社が8月4日から8月26日までに取得したビットコインの累計保有状況も明らかにした。取得総枚数は19.529枚に達し、取得総額は2,234,764米ドルとなった。同社は8月26日時点の保有ビットコイン評価額を2,161,510米ドルと公表している。また、日本円に換算した場合の総取引額は、1米ドル147.6円の為替レートで計算すると約3.3億円になるという。

 今後の見通しに関して、クオンタムソリューションズは2026年2月期の連結業績予想を現時点では非開示としている。今回のビットコイン取得は同業績予想には織り込んでおらず、今後も追加で取得した場合は速やかに適時開示を行う方針だ。保有残高については四半期ごとに時価評価を行い、評価損益を損益計算書に計上する。今回のビットコイン取得が同社グループの2026年2月期連結業績に与える影響が判明した場合には、速やかに開示するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■環境要因は50%、漁獲圧は25%、状態空間モデルで初の定量評価  東京大学は11月1日、日本周辺…
  2. ■ドジャース、球団史上初の2年連続制覇  ロサンゼルス・ドジャースは、2025年MLBワールドシリ…
  3. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…
  2. ■「トリプル安」も怖くない!?逆張りのバリュー株ローテーションからは銀行株になお上値余地  「神風…
  3. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  4. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…
  5. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  6. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る