エレベーターコミュニケーションズ、HTBエナジーと業務提携、昇降機電力コスト削減サービスを開始
- 2025/10/22 07:13
- IR企業情報

■エレベーター保守と電力供給が連携、固定費削減と顧客価値向上へ
エレベーターコミュニケーションズ<353A>(札幌アンビシャス)は10月21日、電力小売事業を展開するHTBエナジーと業務提携を締結したと発表した。両社は、エレベーターなど昇降機の保守管理と電力供給を組み合わせ、顧客の固定費削減と運営効率の向上を目指す。生活インフラにおける両分野の連携により、利用者にとってのコスト最適化と付加価値の創出を図る。
提携の背景には、電力料金や保守管理費の高騰などによる固定費削減ニーズの高まりがある。エレベーターコミュニケーションズは、安全性とコストパフォーマンスを両立した保守サービスを展開しており、HTBエナジーは全国規模でクリーンエネルギーを安定供給する電力小売事業者である。両社はそれぞれの強みを生かし、エレベーター稼働に必要な電力を含む運営コストを低減する共同サービスを提供する。これにより、エレベーターコミュニケーションズは保守契約継続率の向上、HTBエナジーは新たな販路開拓と案件増加を見込む。
提携サービスは5年または10年の契約プランで提供され、契約内容に応じて電力基本料金の最大6か月分無料やエレベーター保守料金の最大100%割引などの特典を設ける。さらに、長期契約により料金条件の安定と価格変動リスクの軽減を実現し、利用者は光熱費と保守費用の両面でメリットを享受できるとしている。両社は今後、固定費削減と高付加価値化を同時に進め、顧客満足度の向上と持続的成長を目指す。なお、現時点で業績への影響は軽微だが、重要な変化が見込まれる場合は速やかに開示する方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)