エレベーターコミュニケーションズ、HTBエナジーと業務提携、昇降機電力コスト削減サービスを開始

■エレベーター保守と電力供給が連携、固定費削減と顧客価値向上へ

 エレベーターコミュニケーションズ<353A>(札幌アンビシャス)は10月21日、電力小売事業を展開するHTBエナジーと業務提携を締結したと発表した。両社は、エレベーターなど昇降機の保守管理と電力供給を組み合わせ、顧客の固定費削減と運営効率の向上を目指す。生活インフラにおける両分野の連携により、利用者にとってのコスト最適化と付加価値の創出を図る。

 提携の背景には、電力料金や保守管理費の高騰などによる固定費削減ニーズの高まりがある。エレベーターコミュニケーションズは、安全性とコストパフォーマンスを両立した保守サービスを展開しており、HTBエナジーは全国規模でクリーンエネルギーを安定供給する電力小売事業者である。両社はそれぞれの強みを生かし、エレベーター稼働に必要な電力を含む運営コストを低減する共同サービスを提供する。これにより、エレベーターコミュニケーションズは保守契約継続率の向上、HTBエナジーは新たな販路開拓と案件増加を見込む。

 提携サービスは5年または10年の契約プランで提供され、契約内容に応じて電力基本料金の最大6か月分無料やエレベーター保守料金の最大100%割引などの特典を設ける。さらに、長期契約により料金条件の安定と価格変動リスクの軽減を実現し、利用者は光熱費と保守費用の両面でメリットを享受できるとしている。両社は今後、固定費削減と高付加価値化を同時に進め、顧客満足度の向上と持続的成長を目指す。なお、現時点で業績への影響は軽微だが、重要な変化が見込まれる場合は速やかに開示する方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■昔ながらの味わいを現代風にアレンジ、全国スーパーなどで展開  第一屋製パン<2215>(東証スタ…
  2.  日清食品ホールディングス<2897>(東証プライム)傘下の日清食品は8月18日、「カップヌードル…
  3. ■世界が注目する学問を豊富な事例とイラストで紹介  学研ホールディングス<9470>(東証プライム…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  2. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…
  3. ■自民党総裁選と連立問題が相場を左右、短期急伸と急落を交錯  高市トレードは、まるで「超高速エレベ…
  4. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…
  5. ■公明党離脱ショック一服、臨時国会控え市場は模索  またまた「TACO(トランプはいつも尻込みして…
  6. ■自民党人事でハト派ムード先行、逆張りで妙味狙う投資戦略も  今週の当コラムは、ハト派総裁とタカ派…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る