OpenAI、対話型AI新モデル「GPT-5.1」を発表

■InstantとThinkingを改良、適応推論で難問に精度高く対応

 OpenAIは11月12日、対話型AIサービス「ChatGPT」に搭載する新モデル「GPT-5.1」を発表した。既存の「GPT-5」をアップグレードした位置づけで、「GPT-5.1 Instant」と「GPT-5.1 Thinking」の2系統を提供する。知性とコミュニケーションスタイルの双方を強化したとし、有料ユーザー(Pro、Plus、Go、Business)から順次展開し、無料ユーザーにも広げる計画である。ChatGPT側では「GPT-5.1 Auto」がクエリごとに最適なモデルを自動選択し、多くの利用者はモデル選択を意識せずに性能向上を体感できるとしている。

 「GPT-5.1 Instant」は最も利用頻度の高いモデルで、従来よりも暖かく会話的な応答トーンを採用しつつ、指示への忠実さを高めた。ユーザーが「6つの言葉で答える」といった細かな指示を出した場合でも、より確実に従う挙動をめざしたという。さらに、質問の難易度に応じてどの程度「考えるか」を自動で調整する適応推論を導入し、単純なタスクには高速に、AIME2025やCodeforcesのような高度な数学・コーディング課題には時間をかけて精度を高める設計とした。一方の「GPT-5.1 Thinking」は思考時間の配分を動的に最適化しつつ、専門用語や未定義用語を減らし、職場の複雑なタスクでも平易で分かりやすい説明を行うモデルへと改良したとしている。

 あわせて、ChatGPTのトーンとスタイルを細かくカスタマイズできるパーソナライズ機能も拡充した。デフォルト、プロフェッショナル、フレンドリー、率直、風変わり、効率的などのプリセットに加え、応答の簡潔さや温かさ、スキャンしやすさ、絵文字使用頻度といった特性を設定画面から調整できるよう試験導入する。これらの設定は進行中の会話も含め全チャットに即時反映され、更新された「GPT-5.1」モデルはカスタム命令への追従性も向上したとする。旧モデルの「GPT-5」は3カ月間レガシーモデルとして並行提供し、移行期間を十分に確保する方針であり、安全性やリスク管理の詳細は「GPT-5.1」システムカード補遺で説明するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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