川崎重工業はICT技術を用いた鉄道の軌道遠隔監視サービスを北米で初めて開始

■路線を走行する機関車に監視装置を搭載

 川崎重工業<7012>(東1)は、ICT技術を用いた鉄道の軌道遠隔監視サービスを、北米で初めて開始する。同サービスの契約を大手鉄道輸送会社と締結し、同社が管理する路線を走行する機関車に監視装置を搭載して、軌道の常時監視などの保守支援を行う。

 鉄道インフラでは、運行を維持するために日頃の点検業務が重要とされている。軌道(線路)の点検では、専用車両による走行チェックや徒歩巡回による目視点検などで軌道の健全性を確認し、メンテナンスのタイミングを計画している。

 同サービスは、センサーやカメラなどの監視装置を車両に設置し、営業運転時に軌道の幅や高さ、ゆがみなどを走行しながらリアルタイムに計測・解析し、軌道の異変が発生すれば即座に鉄道事業者に通知する。そして、蓄積したデータを分析し、適切なメンテナンス時期を予測・提示することで、効率的な軌道の保守支援が可能となる。また、営業運転時にデータ収集することで、検査専用車両の運転頻度や目視点検を減らすことができるようになり、省人・省エネ化だけではなく、コスト低減にも寄与する。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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