名古屋鉄道、名鉄名古屋駅にAIアバター案内を導入―人に寄り添うデジタル接客の試み

■駅係員業務のサポートとインバウンド対応を同時に実現

 名古屋鉄道<9048>(東証プライム)はAVITAと連携し、5月14日から名鉄名古屋駅中央改札口にてAIアバターを活用した「AI案内」の実証実験を開始すると発表。この取り組みでは、タッチパネルディスプレイに搭載されたAIアバターがお客さまの質問に自動で応答するシステムを導入する。実証実験は7月頃まで実施予定だ。

 「AI案内」の特徴として、お客さまが話しかけると駅構内案内や周辺案内などについてAIアバターが音声・文字・画像を用いて回答する機能がある。また、お問い合わせ内容を定量的に評価・分析し、案内精度と対応範囲を継続的に改善する仕組みも備えている。インバウンド対応として日本語と英語の2カ国語に対応し、外国人観光客にも案内サービスを提供する。筐体製作はTOPPAN中部事業部が協力している。

 名古屋鉄道はこの実証実験を通じて、AIアバターを活用した新しい駅案内のあり方を検討する。その目的は駅係員の業務をサポートするとともに、インバウンドを含む来訪者に対してシームレスでストレスフリーな案内情報の提供を行うことにある。これにより、より安心で快適な駅空間の実現を目指している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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