木徳神糧がストップ高買い気配、第1四半期は「想定を上回る利益」、株式5分割も好感

■「主力の米穀事業において(中略)米穀の取引単価が大きく上昇」

 木徳神糧<2700>(東証スタンダード)は5月9日、一段と急伸し、買い気配のままストップ高の1万1020円(1500円高、16%高)に達し、値がつけば2日ぶりに上場来の高値を更新する相場になっている。8日午後に第1四半期決算と株式5分割などを発表。好感買いが殺到している。株式5分割は2025年6月30日(月)を基準日として実施するとした。

 第1四半期決算(2025年1~3月・連結)は、「主力の米穀事業において(中略)米穀の取引単価が大きく上昇するなか、原料価格の高騰に対して取引先との価格交渉を通じた転嫁を適時適切に進めることができた結果、(中略)想定を上回る利益を計上することとなり」(決算短信より)、連結売上高は368億71百万円(前年同期比23.1%増)、営業利益は18億53百万円(同347.7%増)、などとなった。

 令和5年産米に続き令和6年産米の需給バランスも大きく崩れる中、強い需要に対応するため、安定的な調達と機動的な調達の両面に注力し、グループの総力を挙げて取引先への安定供給に努めた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■地域と共に築いた「鮪解体ショー」で世界一の舞台へ  銚子丸<3075>(東証スタンダード)は、同…
  2. ■速乾・吸水機能を備えたブラ&ショーツ、11月7日から応援購入受付  グンゼ<3002>(東証プラ…
  3. 日産自動車 日産 NISSAN
    ■経営再建計画の一環として保有資産を最適化、20年間の賃貸借契約で本社機能維持  日産自動車<72…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  2. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  3. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  4. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…
  5. ■師走相場は最終レースさながら、勝ち負け分ける「掉尾の一振」に熱視線  師走である。礼節一点張りの…
  6. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る