Hmcomm、ベトナムAI企業AMELAと協業開始、日本のAI人材不足に対応
- 2025/5/13 08:42
- IR企業情報

■音声AIとベトナム技術力を融合し次世代ソリューション創出へ
Hmcomm<265A>(東証グロース)は5月12日、ベトナムのAI企業AMELA VIETNAM TECHNOLOGY JOINT STOCK COMPANY(AMELA)との間で、AIソリューションの共同開発および自社プロダクトの海外展開に向けた協業を開始したと発表。両社は5月12日付で基本合意書を締結し、研究開発や国際的な技術連携、アジア市場でのプロダクト展開を柱とする業務提携に向けた取り組みを推進していく。
協業の背景には、日本国内におけるAIエンジニアの深刻な人材不足がある。一方でベトナムでは、高度なスキルを持つエンジニアが豊富に存在し、欧州を中心とした企業との国際協業も活発である。Hmcommは、自社の音声AI技術とAMELAのAI開発力を融合させることで、次世代技術の開発と実装を加速させ、国際競争力の強化を図る。
今後は、異音検知プロダクト「FAST-D」のアジア展開や開発体制のスケーラビリティ確保を視野に、両社の技術とネットワークを活用した協業を深める方針である。業績への影響は現時点で織り込まれていないが、中長期的にはHmcommの成長戦略の一環として、AI市場での存在感向上につながることが期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)