ULSグループの連結子会社ウルシステムズと米Cognition AI、自律型AIエンジニア「Devin」で日本市場参入

■設計からデプロイまで自動実行、少数精鋭チームでの大規模開発を実現

 ULSグループ<3798>(東証スタンダード)の連結子会社であるウルシステムズと米国Cognition AI社は、自律型AIエンジニア「Devin」を日本のエンタープライズ市場に共同展開することを発表した。Devinは2024年12月に一般公開された革新的なAIエンジニアで、自然言語による作業依頼を理解し、設計からコーディング、テスト、デプロイまでの開発作業を自動で実行する。これまで人手に依存していたシステム開発作業のあり方を一新し、少数精鋭チームでの大規模システム開発を可能にする画期的な技術となっている。

 両社は国内企業を対象として包括的なプロフェッショナルサービスを提供する。具体的には大規模システム開発や基幹再構築プロジェクトへのDevin導入、AI駆動開発の環境構築と実践、開発プロセスの定義や運用管理の設計構築、中期経営計画やITロードマップへのAI技術導入コンサルティング、そしてAI駆動開発によるIT内製化人材の育成を展開する。ウルシステムズは創業以来、先進技術を用いた大規模エンタープライズ開発を発注企業側に立って推進してきた実績を持つ。

 Cognition AIのCEOスコット・ウー氏は「Devinはソフトウェア開発の未来を根本的に変え、日本のエンタープライズシステムに意義ある変革をもたらす可能性を持っている」とコメント。ウルシステムズの取締役会長漆原茂氏は「Devinは日本の大規模エンタープライズ開発市場を一変させ得る革新的な技術で、人月ベースだった古い日本のSIモデルを変革していく」と述べた。AIエンジニアの出現によりシステム開発スタイルは一変しようとしており、両社は顧客企業における「AIと人間の共創」を支援しイノベーションを加速していく方針を示している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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