LINE、「通知なし送信取消」機能を開始、LYPプレミアムで未読メッセージ対応

■標準機能は取消期限1時間へ短縮、プレミアム会員限定で柔軟性拡大

 LINEヤフー<4689>(東証プライム)は11月7日、月額制サービス「LYPプレミアム」の新特典として、相手に通知を残さずにメッセージを送信取消できる「通知なしで送信取消」機能の提供開始を発表した。同機能は「LYPプレミアム」会員が対象で、LINE上で送信相手が未読の場合に限り、「メッセージの送信を取り消しました」と表示されることなく取消操作が可能となる。送信から最大7日間まで取り消せる点も特徴であり、今後数週間をめどに全ユーザーに段階的に展開される。

■ユーザーの声を反映、通知表示の有無を選択可能に

 LINEの送信取消機能は2017年から導入されており、当初からプラットフォームの信頼性確保の観点で制約が設けられてきた。多くのユーザーが1時間以内に取消を行っている実態から、2025年10月より標準機能の取消可能時間は24時間から1時間へ短縮される。この発表以降、「証跡を残さずに取り消したい」「数日経過後でも取り消したい」とする声が寄せられ、利用者のニーズを踏まえた新特典の導入に至った。

 新機能では、未読のメッセージに対して通知を残すか否かを選択でき、取消可能期間も標準機能の1時間に対し7日間となる。ただし、既読済みのメッセージには適用できず、通信の信頼性と透明性を維持するための制限が設けられている。LYPプレミアムでは今後もスタンプ使い放題やトーク履歴100GBまでのバックアップ、PayPay特典などを通じ、LINEの利便性とユーザー体験の向上を図るとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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