■2月以来2日連続の4ケタ割れで中低位株人気到来かどうかに関心
東証1部の売買単価が14日、15日と2日連続で1000円を下回っている。14日(水)の988円に続いて15日(木)も998円と連続で4ケタを割った。
売買単価は、当日の売買代金を売買高で割って求める。単価の高い場面では値ガサ株、低いときは中低位株がそれぞれ中心となって売買されている。
今年5~6月の値ガサ優良株人気相場では売買単価が上昇、6月には1300円台があった。今回の2日連続の1000円割れは今年2月16日~17日以来、実に8カ月ぶりでである。
NT倍率(日経平均÷TOPIX)も低下の傾向にありマーケットでの物色の中心が、値ガサ株からTOPIX型の中低位株に移りつつあるといえる。「9月中間決算を控え、5、6月に買われた優良株は手を出し難い状況」(中堅証券)ということから、このまま、売買単価とNT倍率が共に低下して久々の中低位株相場が本格的に到来するかどうかが注目される。
本日のアクセスランキング
- ソフトバンク、1対10株式分割と株主優待制度の新設を発表、投資家層の拡大を目指す
- 三益半導体は信越化学からのTOBでストップ高買い気配、TOB価格3700円に向けて買い殺到
- 名糖運輸などのC&FロジHDが急伸、丸和運輸機関のAZ-COM丸和HDが一方的にTOBを提案、「事前の連絡を受けておりません」
- ケンコーマヨネーズの子会社DCサプライ、岡山県笠岡市の高校生と食品ロス削減へ取り組み
- 【どう見るこの相場】円安のウラに円高?電力株はともに業績上方修正のファミリー企業のサポートも受けベース銘柄復活
- シナネンHD、グループ会社のシナネンはゲオホールディングスの店舗へ再生可能エネルギー電力供給に合意
- 島津製作所が新たな水中通信技術を開発、防衛装備庁の事業の一環として海洋での実験を実施
- 【株式市場】日経平均は306円高、後場、日銀の金融政策を好感し反発幅を拡大
- あさくまが急騰、株主優待制度拡充へ、年2回の優待と豪華賞品抽選
- 【春の野菜価格高騰!】ブロッコリーとキャベツ、なぜ高い?農業総合研究所調べ