
■武田薬品の海外比率は約90%。アステラス製薬は85%、円安が追い風に作用
武田薬品工業<4502>(東証プライム)は7月9日、取引開始後の4372円(21円安)を下値に切り返し、午前9時30分過ぎには4417円(24円高)まで上げて反発相場となっている。朝、「トランプ氏、医薬品に200%関税も、半導体関税なども近く発表へ」(ロイターニュース7月9日午前6:52)と伝えられたが、これまでトランプ大統領の「ディール」に何度も見られた特有の手法との受け止め方があり、株式市場の反応は冷静のようだ。
武田薬品の連結売上高に占める海外比率は約90%。同じくアステラス製薬<4503>(東証プライム)は85%。円安が追い風に作用する。両銘柄をはじめ、塩野義製薬<4507>(東証プライム)、中外製薬<4519>(東証プライム)など薬品株は軒並み値上がりしている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)