
■売上高の7割が国内、中小型機のシェア高いとされ相対的に有利の見方
井関農機<6310>(東証プライム)は7月7日、再び出直る相場となり、6%高の1330円(73円高)まで上げて戻り高値に進んでいる。「石破首相がコメ増産表明『生産者の所得確保』『新たな政策に転換』」(朝日新聞デジタル7月1日)、「小規模農家も労災保険、義務化検討、コメ増産へ環境改善」(日本経済新聞7月7日付朝刊)などとコメ増産に関する政策が伝えられており、同社株にとって買い材料視されている。
同社の売上高は国内市場が約7割を占め、コメ増産となった場合の波及効果は相対的に大きいとみられている。また、中小型機のシェアが高いため、増産に当たって課題とされる小面積の圃場の効率化に向けた需要を取り込む余地が大きいとみられている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)