カゴメ、β‐カロテン継続摂取で「隠れジミ」平均13.4%改善、モニター調査結果を公表

■にんじんジュース習慣で肌内部のダメージ軽減、7人中6人に改善傾向

 カゴメ<2811>(東証プライム)が運営するカゴメあざやか生活研究所は11月26日、「β‐カロテン継続摂取による隠れジミ対策」モニター調査の結果を公表した。サーファー1名を含む女性7名を対象に、約50日間にわたりにんじん100%ジュースの継続摂取前後で「隠れジミ」の状態を比較したもので、肌内部のメラニン量を可視化する機器「re‐Beau2」を用いて計測した。同社が運営する「あざやか生活研究所」は紫外線対策の重要性を伝える活動を行っており、今回の結果とともに、美容皮膚科医による解説や、料理研究家・黄海宗氏によるカロテンチャージレシピも紹介した。

 調査では7名中6名で「隠れジミ」の改善傾向が見られ、平均13.4%、最大22%の減少が確認された。特に年間を通じて紫外線を浴びる機会が多いサーファーの女性でも頬部の隠れジミが薄くなる例が報告され、β‐カロテンの継続摂取が紫外線ダメージに対する肌内部の抗酸化作用を高める可能性が示された。「隠れジミ」は将来シミとして表面化する要因となるが、秋冬も紫外線はゼロにならないため、インナーケアとしてのβ‐カロテン摂取が重要とされる。美容皮膚科医・渋谷友香氏は、外側のスキンケアに加え、日常的なβ‐カロテン摂取の有効性を強調した。

 また同研究所は、にんじんジュースを使った「発酵美容鍋」や「水キムチ」など、β‐カロテンを効果的に摂取できるレシピを公開した。ジュースや加熱処理によりβ‐カロテンの吸収率が高まる点も紹介し、秋冬に不足しがちな紫外線対策を食生活から補う新習慣として提案した。同社は今後も野菜が持つ栄養価の啓発と、生活者の健康的な食習慣づくりを支援していく方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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