
■政策保有株は向こう3年間で約4割縮減、資本効率化など進む
みずほFG(みずほフィナンシャルグループ)<8411>(東証プライム)は5月21日、一段と出直って始まり、取引開始後は6%高の4004円(217円高)をつけて戻り高値に進んでいる。中旬の決算発表で累進配当などの新たな株主還元方針などを発表し、株価への反応が強まっている上、20日に開催した事業説明会で政策保有株の大幅な縮減方針を示したと伝えられ、資本効率化などへの期待が高まっている。
政策保有株については、向こう3年間で約4割減の3500億円削減するとされた。また、株主還元方針については、26年3月期から累進的な一株あたりの増配に加え機動的な自己株式取得の実施などを行うとし、「業績と資本の状況、株価水準、成長投資機会等を勘案して、総還元性向50%以上を目安」にするとした。この一環として、5月16日から8月31日までの予定で上限4000万株の自社株買いを開始している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)