すかいらーくホールディングス、6月度既存店売上高は3.9%増、想定通りの進捗

■「鬼滅の刃」コラボ不実施の影響除けば既存店売上は堅調

 すかいらーくホールディングス<3197>(東証プライム)は7月4日、2025年6月度のIRレポート速報値を発表した。6月の全店売上高は前年同月比9.5%増、既存店売上高は同3.9%増となり、前月に比べてやや鈍化したものの、ガイダンス通りの進捗を示した。土曜日の減少や「鬼滅の刃」コラボの不実施など、外部要因による4.6%のマイナス影響を踏まえた調整後の動向も堅調だった。

 主力ブランド別では、「ガスト」が平日限定メニューによる集客で客数を伸ばし、「しゃぶ葉」では父の日限定の飲み放題キャンペーンが好評だった。「ジョナサン」も父の日に合わせた割引企画を展開し、いずれも客数増加に寄与した。テーブルの会計完了を示す端末の導入も主要6ブランドで完了し、サービス提供の迅速化と業務効率化に貢献している。

 店舗展開面では、6月に8店舗を新規出店し、20店舗をリモデル、5店舗を業態転換した。これにより、6月末時点の総店舗数は3,079店となった。また、同社はESG対応にも注力しており、国内外食企業として初めて「SOMPOサステナビリティインデックス」選定を3年連続で受けた。海外店舗を除く国内連結ベースの売上であり、デリバリー・テイクアウトの客数も定義に基づき集計されている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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